総選挙、やれやれ
３７．アンコールの拍手 2012/12/27 ３６．総選挙、やれやれ 2012/12/17 ３５．祭りの会その後 2012/12/11 ３４．地震予知失敗で 　　　禁固６年 2012/11/22 ３３．「ねじれ国会」って 　　　何やねん 2012/11/14 ３２．暴力団撲滅に反対？ 2012/10/24 ３１．法学教育 2012/09/24 ３０．人が変わる 2012/09/04 ２９．和牛商法とテレビ広告 2012/08/22 ２８．政党は、意見の差 　　　というより、 　　　選挙母体の差 2012/08/03 ２７．政党の存在理由 2012/07/27 ２６．祭りの会 2012/07/20 ２５．投票に行って 　　　一万円の日当を 　　　もらおう！ 2012/06/27 ２４．選挙のあり方 2012/06/20 ２３．大きな災害と 　　　個人的な不幸での 　　　被害者救済の差 2012/06/11 ２２．才能と所得 2012/05/18 ２１．さらに固定資産税 　　　について 2012/04/19 ２０．ゴルフ場にかかる 　　　固定資産税 2012/03/21 １９．バカは死ななきゃ 　　　治らない 2012/03/02 １８．子供の火遊び 2012/02/13 １７．知的財産権の保護 2012/01/16 １６．１０センチ・２０センチの 　　　津波予報を当てて 　　　何になる 2012/01/11	正直に言ってしまえば、今回の選挙で投票率が６割程度となって、内心、ホッと一安心している。４割の人が呆れて今回の選挙に行く気がしなかったということは、ある意味で、社会がまだ健康な証拠であるように思われるからである。もし、これで前回並みの７割近い人が投票所に行くようなことがあったら、お先真っ暗というしかないと思っていたほどである。 そんなわけで、選挙そのものにはほとんど関心はなかったが、少し期待していたのが、今回は、当落予想が難しくなって、選挙とその当落速票が面白くなるかもしれないということであった。この当落予想がつかない状態というのは、祭りの会を立ち上げる際の一つの目標でもあり、今回は、投票率の高さからくるものではないが、やはり、その面でのおもしろさはあるかもしれない、と少し期待をしたのである。しかし、こちらの方は、やはりというか、大した変化はなかった。個別には接戦の選挙区で、最後まで当落が判明しないことはあったようだが、大勢としては、ほぼ事前の予想通りだったようである。やはり、６割程度の人しか投票所に足を運ばない状況では、ほぼ決まり切ったパターンの結果しか出ないということであろう。 ところで、今回一番票を得たのは４割を集めた棄権票グループのはずである。しかし、このグループは公には全く相手にされず、選挙は自民党が圧勝ということになってしまっている。投票所に行かなかった人は、そのほとんどが、「（票を）入れたい人物・党がない」から行かなかったはずなのであり、それを、まるで単なるさぼりのように評して無視しようとする今のマスコミには、ほどほど呆れ果てる。４割の人が候補者たちにノーを突きつけているというのが、本当の姿のはずであり、それを前提にマスコミが動かなければおかしい。 祭りの会は、投票率を９９パーセントに持って行こうと言っているが、それは、より正確には、投票所に行く人の割合を９９パーセントに持って行こうとしているのであり、今のような程度の候補者しかいないような状況であれば、投票所には行ってもその内の４割近い人が誰にも投票しないことがあり得るのである。しかし、投票所に行って投票しないということになれば、もはや誰もそれを「さぼり」というレッテルで無視することはできなくなる、立派な棄権票として扱わざるを得なくなるというわけである。そして、そうしておれば、必ず、それら棄権票を吸い上げる候補者が出てくるという読みでもある。この選挙で、本当は、祭りの会として一仕事したかったのだが、実際には全くお呼びじゃなかった。　これまで全く影響力を持たなかったところの、俗に言われる棄権票、に力を持たせようとしているのだが、道は遠そうである。何とか次の選挙には、間に合わせたいところであるが。
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