「ねじれ国会」って何やねん
３７．アンコールの拍手 2012/12/27 ３６．総選挙、やれやれ 2012/12/17 ３５．祭りの会その後 2012/12/11 ３４．地震予知失敗で 　　　禁固６年 2012/11/22 ３３．「ねじれ国会」って 　　　何やねん 2012/11/14 ３２．暴力団撲滅に反対？ 2012/10/24 ３１．法学教育 2012/09/24 ３０．人が変わる 2012/09/04 ２９．和牛商法とテレビ広告 2012/08/22 ２８．政党は、意見の差 　　　というより、 　　　選挙母体の差 2012/08/03 ２７．政党の存在理由 2012/07/27 ２６．祭りの会 2012/07/20 ２５．投票に行って 　　　一万円の日当を 　　　もらおう！ 2012/06/27 ２４．選挙のあり方 2012/06/20 ２３．大きな災害と 　　　個人的な不幸での 　　　被害者救済の差 2012/06/11 ２２．才能と所得 2012/05/18 ２１．さらに固定資産税 　　　について 2012/04/19 ２０．ゴルフ場にかかる 　　　固定資産税 2012/03/21 １９．バカは死ななきゃ 　　　治らない 2012/03/02 １８．子供の火遊び 2012/02/13 １７．知的財産権の保護 2012/01/16 １６．１０センチ・２０センチの 　　　津波予報を当てて 　　　何になる 2012/01/11	急に解散風が吹いているが、それにからんで「ねじれ国会、ねじれ国会」という言葉をよく聞く。でも、そもそも、「ねじれ」って何なの、という気がする。あるいは、参議院って何のため、という議論を抜きにねじれ国会を議論しても、意味がない気がする。言い換えれば、もし、ねじれていない国会というのがあるべき姿なのなら、何のために参議院が要るの？という、訳の分からない話しとなってくる。 私は、今の我が国のような政治風土のところで、政党政治などというものが意味を持つのかと疑問に思っているが、仮に一応その存在意義を認め、その前提で議論するとしても、今の二院制に意味を見出そうとする限り、少なくとも参議院では、無党派の議員が主でなければならないはずである。そうであれば、そもそも、ねじれだとか、ねじれがないなどという意味不明な議論は、本来、表立ってはできないはずのことでなければならない。そんな表立っては言えないような議論が、真正面でことの判断の大前提として語られている今の政治・マスコミは、私には、本当に、訳が分からない。とてもじゃないが、ついていけない。 片や、六年間の任期を保証し、目先の政局に惑わされずに国家の行く末を考えて議員として務めさせようとしているのだとしたら（ちょっとほめすぎか）、政党なるものがいつどのように離合集散するか分からないのに、その政党の本籍をそのまま参議院に持ち込んで、それが当然とばかりに議論をするのは、あまりといえば、あまりである。参議院議員自身の自覚のなさも情けないが、私には、それにも倍して、マスコミのだらしなさと、我々自身のだらしなさを痛感する。 そういえば、マニフェストで売った民主党の次回のマニフェストは、多分、「マニフェストに拘束されることなく、自公と協調し、これに刃向う身内の議員は除名してでも、決める政治を行います」という見得を切ることになるのだろうが、一体、こんな政党が何故いるのか、訳が分からない。　これでは、唯一その存在意義が是認されたはずの「非自民・反自民」すら消えてなくなったに等しい。今や、政治を政党に任せて済むような時代ではなくなりつつあるわけである。そんなことをすれば、政党という組織を牛耳る一部のものに政治を乗っ取られてしまうのである。特に、首相が議員の選挙で選ばれる今の制度では乗っ取りのリスクが常に付きまとうものと考えるべきであろう。それと、少し意味合いは違うが、議員の半分近くが、・・チルドレンや・・ガールズと言うのも、これまた異様である。　結局のところ、政治は、依頼者たる国民にちゃんと仕えてくれる政治家個々人に託すしかない時代がやってきてしまったと思われる。そんな時に、飾りのような存在意義を有していたはずの参議院が、その飾りの役割すらまともに果たせないのでは、困ったものである。
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