子供の火遊び | ||||
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誰しも、子供のころに火遊びをして困った結果になってしまったことの一度や二度の経験はあるだろう。私も、田舎に里帰りしていた時に、お墓の掃除を頼まれ、夏草を刈るのが面倒になり、火をつけて焼きはらおうとしたことがある。火は簡単についたのだが、それが周りの藪に燃え広がりそうになり、弟と一緒に必死になってバケツに水を汲んで消化したことを覚えている。今回の原発事故発生後の動きを見ていると、『子供が火遊びをして、その後始末に慌てふためいている』様と全く同じと思わずにはいられない。 火で何かを燃やす時は、その消化準備をしてからやるというのは、少し年を経たものなら知っていて当たり前のことである。それが、どのように消化していいか分からず、燃え盛る火を前にして、小さい子供のようにうろたえているのでは、始めから原発という火をつける資格がなかったはずである。ちょうど、思わぬ風が吹いて、裏の藪に火が燃え広がりそうになり、本当に大慌てをした私の子供の時の苦い経験そのものである。あの時は、運良く、バケツ3杯ほどの水で収めることができた。今回の原発事故は、どうなるのであろうか? 子供の火遊びが原因で、家が焼けたり、山が焼けたりということは、よくある。そして、子供はこっぴどく叱られる。原発の火遊びは、村が滅んだり、国が滅ぶのだから、子供の火遊びと簡単に片づけるわけにはいかない。それなのに、今のところは、誰一人として、こっぴどく叱られてもいない。 今回の震災・原発事故を、第2次大戦以来の災害とか何とか言っているようだが、今のところはっきりとこの二つに共通していると言えるのは、平気でまかり通る大本営発表と芸者のようなマスコミ、そして、悲惨な結果をまるで単なる自然災害か何かのように誰の責任も追及しようとしないわが国のおおらかさである。 やさしさやおおらかさを持つことは、素晴らしいことだが、それは無責任体制を認めるものではないはずなのだが。 |
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